浮 気
〜いつになったら信じられるんだろう〜
1995年7月の末 よしは知り合いのお見舞いに県外に出掛けた。 「そんなに遅くならないと思うから、家で待っといて」 そう言われて、よしの家でウキウキしながら待っていた。 でもなかなか帰ってこない・・・ “ピンポーン” やっと夜中2時すぎに帰ってきた。 あれ?なんだかよしの様子がおかしい…。 「浮気した?」そうよしに聞いてみた。 でも、 「そんなことするわけないやろ〜。おやすみ」チュッ♥ その日は、まっいっかと思ってそのまま寝た。 1995年8月の始め、よしは出張に行っていた。 昼過ぎ、よしから電話がかかってきて 「今日の夕方、水道の水漏れを直しに業者の人が来てくれるから、 僕の家で留守番しといて」と頼まれ、よしの家に行った。 業者の人が来るには、まだ時間があったから、テレビを見ていた。 テレビの上にゴチャゴチャ手紙や領収書などが山積みになっていて 目障りなので片付けようとした。 その時、一枚の黒くてバニーちゃんの絵が書いてある どこかの会員カードがヒラリと落ちてきた。 裏を見てみると、そこには・・・ “7/** みほ” と書いていた。 その日は、私が「浮気した?」って聞いた日だった…。 まさか…? カードに書いてあった電話番号をメモして、 私はこの頃夜働いてたので 店についてから電話をしてみた。 相手「○○でございます」 私「あの…バイトしたいんですけど」 相手「いいですよ〜。いつからがよろしいでしょうか?」 私「職種を聞きたいんですが」 相手「ソープになります」 私「本番は…?」 相手「もちろんありますよ」 私「・・・じゃ、結構です。すみません」 ・・・・・・・ すっごいショックだった。 もうこの頃には、よしの事がすっごく好きになってたから、 どうしたらいいか分からなかった…。 よしから電話があると、「浮気した?」って聞いてたけど、 相変わらず「そんなことするわけないやろ」って…。 それから1週間後、よしは出張から帰ってきた。 それで会ってすぐによしに聞いた。 でもまた同じ答え。 だから、留守番した日の事を全部話した。 それでもよしは 「一緒にお見舞いに行った人に無理やり誘われて 仕方なく行ったけど、でも絶対何もしてない」 はぁ・・・。 何もしてないわけないでしょ!! 私がいろいろしつこく言ってたら・・・ ついに認めた。 「もう絶対二度としない。ゴメン」 と頭を下げて謝ったから、許してしまった。 だって… この日は私の誕生日だったから 楽しく過ごしたかったし。。。 もう二度としない・・・そうよしは言ったけど でも、私は今でもやっぱり不安で… 信じられない。 それは、 よしが全然私を信じさせるようなことをしないから…。 |
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